すべてを貫く一枚の方程式(noteでも個人開発でも同じ):①現状のトッププレイヤーの型に疑問を持てるまで何かを極める → ②よりよい型を発明して世間に発信する → ③新しい型が世間に認められる → ④その型を容易に再現できるノウハウまたはツールを売る。「これしかやってない」。
発信の軸のおすすめは
「世の中にない価値を提供する長期プロジェクトを中心に据え、その周りの事柄を発信する」こと。ノウハウ提供はレッドオーシャン。この形式は市場が被らず、純粋な価値提供として応援され、コラボが自然に来る。
itiさんの長期プロジェクト:
「Meguriを作りながらフィンランドへ移住する」。エンジニア×写真家×移住は誰とも被らない端。
「向いていること」は
ミクロな単位で人より時間をかけてしまうこと。ミクロで時間をかけられる→繰り返してマクロで1万時間→世界の端に到達。
世界の端への行き方は「論文の書き方」と同じ。先行事例を調べ、まだ誰もやっていない一点を見つけ、検証して発表する。研究エンジニアのitiさんはこの作法を本業で持っている。
脱実績——実績がなくても評価される方法は「研究」。全てのアウトプットは論文の発表。学者の世界では実績がどうであれ良い論文は評価される(アインシュタインではなく相対性理論そのものに価値がある)。研究の評価は
深さのみに依存する。「実績がないから評価されない」は勘違いで、深い研究成果の発表ができていないだけ。
→Monetが売れたのは「誰でも林の色になります」と売らなかったから(それなら売上1/10)。エッジは実験計画法×色という、林さんの実力と無関係な概念。「Photoshopのエンジニアは自分よりレタッチが上手いか?」と誰も考えない——実績ベースでなく概念ベースで作る。
→Meguriの訴求禁止事項:「itiのように撮れる/選べる/まとめられる」型の訴求はしない。売るのは「眺め直し(Re-travel)という概念の研究成果」であって、itiの写真の上手さではない。
→Monetの「実験計画法×色」に相当するMeguriの型=研究エンジニアの手法×写真と記憶。写真アプリ界への異種アプローチこそがエッジ。
ワーク①:トップ発信者を見て「そうじゃないんだよな」と思う分野はどこか?
ワーク②:フレームだけで読みたくなるか?「そんなの見たことない」と言われるか?
ワーク③:どこに「狂気(=過剰さ)」があるか?そこまでやるか、と言われる一点は?
ワーク④:あなたが人より時間をかけて「しまう」ミクロな作業は何か?
この形式の最大の恩恵は「コラボを無限にしてもらえる」こと。発信者はみんな、ためになるネタに飢えている。世の中にない価値提供プロジェクトを持つ人は、
知名度ゼロでもコラボが成立する(相手の数字も評判も上がるから)——初期知名度問題の構造的解法。
→軸+コーティング:プロジェクト(Meguri×移住)を軸に、周辺ノウハウ(セレクト論・言葉の付け方・プリント術・地図の楽しみ方=シャッターの後のノウハウ群)でコーティングして発信を強固にする。
→プロジェクト自体で稼がなくてもいい。発信が稼ぐから事業がブルーオーシャンになる二重構造。
→難しく感じたら何かがズレている。他にない価値提供の前に、稼ぎを望むのは構造的矛盾。手法より先に、自分しかやっていない価値提供を見つける方が簡単。